「資料横断的な漢字音・漢語音データベース(DHSJR)」を用いた研究成果報告会
- 場所 国立国語研究所 多目的室(2F)・対面のみ
- 日時 2024年11月30日(土)9:25-17:05
- 発表資料は当日にDHSJRのサイトにてリンクを示す形で配布いたします。ご参加の方におかれましては、パソコンやタブレットなどでダウンロードの上、資料をご覧下さい。
- 会場ではEduroamに繋ぐか、適宜テザリング等でインターネットに繋いでください。
- 会場近辺では当日昼食を購入することが難しいことが予想されます。できましたら昼食はご持参ください。
主旨
本研究チームは、漢字音・漢語音の歴史的研究を目的として、平安~現代にわたる、多様な位相をカバーするデータベース(「資料横断的な漢字音・漢語音データベース」=DHSJR)を構築してきました。その成果として、(1) DHSJRの設計と発展、(2) 漢字音・漢語音の声点、(3) 文献資料と漢字音・漢語音の3つのテーマのもとに、9つの公開研究発表を行います。ご関心をお持ちの方のご参加をお待ちしております。
プログラム
09:25-09:30 主旨説明
09:30-10:10 DHSJRにおける漢字字体の正規化の試み:大島英之(国立国語研究所)
10:10-10:50 資料横断的な漢字音・漢語音データベースの語彙資源化:高田智和(国立国語研究所)
(休憩10分)
11:00-11:40 資料横断的な漢字音・漢語音データベース(DHSJR)における連声濁:浅田健太朗(島根大学)
11:40-12:20 漢語アクセントにおける低起上昇型の揺れ:加藤大鶴(早稲田大学)
(昼休み1時間)
13:20-14:00 呉音資料における漢音去声の上声化:坂水貴司(広島経済大学)
14:00-14:40 妙一記念館本『仮名書き法華経』の声点―同時期の字音直読資料との比較から知られること―:佐々木勇(広島大学)
(休憩20分)
15:00-15:40 近現代の外国語辞書における日本漢字音:石山裕慈(神戸大学)
15:40-16:20 漢字音・漢語音データベースと『大般若経字抄』:中澤信幸(山形大学)
16:20-17:00 石山寺本守護国界主陀羅尼経の漢字音:肥爪周二(東京大学)
17:00-17:05 終わりの挨拶
ウェブサイト
Database of Historical Sino-Japanese Readings | 資料横断的な漢字音・漢語音データベース
https://dhsjr.w.waseda.jp/
主催
- 資料横断的な漢字音・漢語音データベースの拡充と運用に向けた基礎的研究(基盤研究(B)・研究課題番号23K21937)
- 「多様な語彙資源を統合した研究活用基盤の共創」サブプロジェクト「語彙資源ポータル拡張」(国立国語研究所)